アウトバストリートメントの意味
ダメージケアにはミスト形状のアウトバストリートメントを!。なぜ、アウトバストリートメントという言葉があるかについて述べます。結果、ミスト形状(あるいはジェル形状)がダメージケアに向いているのかが理解できます。
アウトバスのトリートメントとは
ヘアケア製品は、シャンプー後のタオルドライ程度のウエット時に使うのが効果的です。このことから、アウトバストリートメントといいます。洗い流さないトリートメントミスト(ヘアミスト)は、粘性のないエマルジョンであることが多くヘアケアに有利です。ダメージ部は、親水性なので水となじみます。スポンジ(髪のダメージ部分)が水を吸い上げるイメージです。水の中にナノレベルの補修成分があると、それが毛髪内部に取り込まれケア効果が期待できる。洗い流さないトリートメントミストはウエットからのアプローチなので、補修効果が最も期待できる形状なのです。
- 原料メーカーの有効性プレゼンは、ビーカーに水希釈した成分を入れ、髪を漬けて放置時間を設けた後の結果が極めて多い。
サロンの各剤も水の存在
美容室で使用する剤のほとんどに水が多く存在します。ダメージした髪は親水性に傾いています。そもそも、サロントリートメントはウエット施術と放置時間で成り立っています。
*縮毛矯正のクリームは、必要な個所にとどまる必要性からの選択です。しかも、アルカリです。(毛先方向に流れ落ちないことの重要性)からの選択です。)
アウトバストリートメントミストはダメージケアに合理的
アウトバストリートメント ミスト(洗い流さないトリートメントミスト)をタオルドライ程度のウエットに噴霧(しっかり)することにより、毛髪をさらにウエットにして、毛髪内部へ有効成分の浸透をアプローチする最も有効性のある形状です。ここで大切なことは、放置時間です。
手触りと艶のメインは髪表面のアプローチ
トリートメントの良さ感は、艶や手触りがメインです。これらのメインは髪表面へのアプローチです。浸透しなくても機能します。髪表面ですから放置時間がなくても機能する。一般の方は「洗い流さないトリートメント使用後、すぐに乾かしても良い感じ」となります。が、ケアを伴わない使用法といえます。
髪内部へのアプローチで期待する内容
- 湿度の影響を受けにくくする(耐湿性)
- 切れにくくなる(毛髪破断強度)
- パサつきが長時間改善(水分保持性)
- スプリットエンド(枝毛)表面ケア要素も関与
- うねりが緩和される(フリズ)
まさに、ケア要素ばかりですね。
洗い流さないトリートメンミストで放置時間
ダメージケアを伴う美髪への基本アプローチは、洗い流さないトリートメントミストをしっかり噴霧し、放置時間を設けることです。
もし、質感調整する必要があれば、その後にヘアオイルをかぶせます。オイルは水に浮くので、ドライ後、髪表面に分散的に残りやすく、質感の良い滑り性となります。
VIGUSIウルフォフとVIGUSIPLEXはナノミストエマルジョン
2品はミスト状洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメントミスト)であり、ナノセラミドやナノ脂質を豊富に配合しています。内部のケア要素と毛髪表面の滑り性やヒートプロテクトあるいは色保持性にも注力した製品です。
前述しましたが、オイル分は水に浮くので有効成分が毛髪に浸透した後、髪表面に残り感触を向上させます。髪が乾く頃に質感がアップするのは、こういったメカニズムがあるのです。
VIGUSIウルフォフとVIGUSIPLEXの製品設計でありバランスです。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントとは、髪がウエット時にアプローチすると効果的なトリートメントという意味です。洗い流さないトリートメントミストはダメージケアに優れた形状であることを示します。流動的な水とケア成分が髪上に存在し、その状態で放置するのです。滑り性など髪表面で機能する成分は、すぐに乾かしても良い感触は担保できます。毛髪内部のダメージケアには、十分な水存在下にて有効成分の「浸透や結合」などの放置時間が必要です。