髪小舞ボンディングプレックスでブリーチの実験
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毛髪破断強度を高め、サロン施術の幅を広げるボンディングプレックス(プレックス処理剤)。ヘアトリートメントの内部ケアとしても毛髪破断強度を高めます。「髪小舞プレックス」の特徴は、『しなやかに破断強度を高める』ことです。硬くなるタイプのプレックスは、一見効果的に感じますが、『感覚と効果は別』です。
ボンディングプレックスの基本
実験に使用した成分は、米国アシュランド社の毛髪用ボンディングプレックスです。「髪小舞」は、極めて高濃度で製品化したサロン専用の処理剤であり、日本人毛髪に適したタイプです。ケアブリーチ、ケアカラー、ケアパーマ、トリートメントなど、様々な施術に活用できます。
髪小舞プレックス
- 薬剤に添加して施術する
日本の薬事法上の規制あり。髪小舞に限らず。ヘアカラー剤のような混合する認可剤は別 - 精製水で希釈し、噴霧して施術する
海外を含むSNS動画などで、薬剤に添加する使用方法が見られます。「髪小舞」も同様に効果的ですが、添加使用の場合、「添加した薬剤を使い切るまでの時間」が重要です。「髪小舞」に限らず、剤への添加使用は、施術の時間が長いと効果的な使用につながらない可能性があります。
そもそも、添加使用はダメージ部も健常部も同じプレックス%が適応されます。疑問ですね!原則、ダメージ部は%を濃く、バージンレベルの箇所なら不要か%が少くするのが論理なはずです。簡単使用にみせるテキストやSNS動画に疑問を持つべきです。
具体的な使用方法の基本的な考え方
ボンディングプレックスは、「髪小舞」に限らず、薬剤に添加使用する場合、添加した薬剤を使い切るまでの時間(髪に塗布後の放置時間ではなく)が問題になる可能性があります。
確実性を求める場合は、「髪に噴霧して施術に入る」のが良いでしょう。※ブランドのボンディングプレックス成分は、アルカリタイプ、酸性タイプ、アンモニウム塩タイプ、シリコーンベースなど、様々な種類があります。成分の種類と理解と注意は必要です。
ボンディングプレックス髪小舞の実験 | 本題
- 画像は、薬事法30%OXYでの実験
30%OXYは美容室では入手できないのでは!危険ですから。 - 上画像:噴霧なし → 毛先が溶けている
- 下画像:噴霧(高濃度) → 毛先までストレート
- 結果は歴然
補足
- ブリーチ後、ドライヤーで乾かしたのみ(ブローやアイロンは使用していません。ウィッグ特有のクセが残っています)
- ウィッグでの実験です。人毛はアイロンの使用や様々な履歴があります。そのため、OXY濃度の検討や「施術しない方が良い」などの見極めが必要です。
- 髪小舞希釈液は、ダメージが大きい箇所には【濡れる】レベルで噴霧
- 今回の実験では、髪小舞希釈液噴霧に加え、ブリーチ1剤+2剤の混合物にも添加しています。(30%OXYのため!)
- 使用するブリーチ剤は、プレックスタイプを使用しています。
VIGUSIPLEXと髪小舞の使い分け
先端のプレックス成分は、VIGUSIPLEXと髪小舞に使用されています。VIGUSIPLEXは洗い流さないトリートメントですが、サロン処理剤レベルのプレックス濃度です。
- VIGUSIPLEXは、カラーの前処理剤や仕上げ剤(後処理)として、「髪小舞」よりも滑りやすいため使いやすい。
- ブリーチ、パーマ、縮毛矯正、デジタルパーマの前処理は「髪小舞」を使用。滑りやすさが足りない場合は、VIGUSIPLEXを重ね付けしても良い。